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so cute!!!

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可愛いよう。可愛いよう。
大好きだ。読めて幸せ。出会えて幸せ。森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」はそんな小説だった。
京都という町のそこかしこにあるパラレルワールドに迷いこみながら、キラキラ歩くヒロイン。
彼女に恋して追いかけてしまう、巻き込まれ型の先輩。
出てくる、ありえないものたちが、またよろしい。
「口に含むたびに花が咲く」ような美味、偽電気ブランなるお酒。
先斗町に突然現れる3階建ての豪奢な電車。とんでもない古本の神様。
京都の町中をしんとさせるほどの風邪を流行らせる主・李白さん。
ちょいと古風な文章が、全てによくマッチしていて、ページはどんどんとめくられていく。
終わり方も「よし!」って感じで、気持ちよく本を閉じられた。
表紙をすりすり撫で撫でしたい気分を味わいながら。



さて。
この小説を読んだ時、ずっと思い出していて、これを真っ先に教えたかった人がいるのですが、彼女は精神的にまだまだ元気とは言いがたいようで。
でもいつか、読んで欲しいなと思うの。本当に。
by pink_b247 | 2007-11-04 21:40 | BOOK

vivid memories


by Kaori