2007年 09月 03日
風の盆
半分お仕事、半分旅・・・いや、旅割合がもっと高かったか。
お仕事仲間のTさん、F氏とともに三日三晩踊り続ける、おわら風の盆に行ってきた。
駅前から何キロも、屋台が途切れることなく建ち並ぶ。
徒歩30分以上それが続くんだよ。いやーこんな大きなお祭りだとは・・・
古いものが多く残った町並みが、なんだか素敵だ。
Tさんと「タイムスリップしてるみたいだね」と言いあって、カキ氷を食べながらふらふら歩く。
通りぞいの部屋の窓や、縁側を開け放った家が目立つ。
おそろいの浴衣を着た未来の踊り手の女の子や、坊主頭の素朴な男の子たちが格子戸の公民館に続々と集まっている。
こんなに大勢のいきいきした子供達を見たのは久しぶりかも。
もちろん観光客もたんまりいましたけれども。
踊りを見せる特設会場もいくつかあるけれど、やっぱり醍醐味は町流し。
よほど運が悪くない限り、いくつかの町流しに出会える。
もの哀しい胡弓の音色にぞくぞくしてしまう。
ピンク色の着物に、黒い帯。目深にかぶった笠。
見えない顔がミステリアスで、皆美しく見えるのだわ。
逝ってしまったあの人、この人がこっそり混じっているのかも。盆踊りですから。
次回はぜひ、最終日、徹夜してみたい。
始発に乗るお客さんのために、駅のホームで見送りおわらを踊ってくれるそうです。
by pink_b247
| 2007-09-03 21:46
| TRAVEL